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日刊建設工業新聞
2022/03/08

【鳥取】溝口―米子間、新規事業化へ/米子道全線4車線化にめど/国交省22年度

 国土交通省は4日、2022年度から新規事業に着手する高速道路4車線化の候補カ所として米子自動車道・溝口IC―米子IC間(4・8`)を選んだと発表した。事業費170億円。これによって米子道・蒜山IC―米子IC間(33`)全線が4車線化される見通しがついた。
 国交省は今回、災害や渋滞をはじめ事故の発生状況などを踏まえ、全国の暫定2車線区間のうち7カ所、43`の区間を4車線化の候補に選んだ。
 蒜山IC―米子IC間は19年9月に4車線化の「優先整備区間」に選定され、20年3月に蒜山IC―江府IC間のうち4・7`が事業化。次いで21年3月に江府IC―溝口ICのうち3・4`が事業化された。また、21年12月には江府IC付近から南側3・4`が開通している。
 今回、事業化の候補に選ばれた溝口IC―米子IC間は、大山高原スマートインターを南北に挟んだ4・8`の区間。米子道で唯一、事業化のめどが立っていなかった。区間内は橋りょう3カ所と盛り土が中心になる。
 新規事業化は今後、国の予算成立後、有識者会議などを経て月末までに正式決定する。
 平井伸治知事は米子道について、「長年の悲願『全線4車線化』の事業化が実現することになり、喜びに堪えない。豪雪時の通行止めや命にかかわる事故防止につながると期待され、地域を挙げて協力していく」とコメントを出した。

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