建通新聞社(神奈川)
2022/03/03
【神奈川】県 特別支援学校整備で22年度設置計画
神奈川県教育局は、川崎南部地域と横浜東部地域それぞれに特別支援学校を新設するとともに、既存の藤沢養護学校を増改築する。2022年度は、川崎南部の新設と藤沢の増改築に伴う測量などを委託する予定。整備はいずれも28年度までに完了する。年度内に設置計画を策定し、整備スケジュールや建物規模などをまとめる。22年度当初予算案に設計調査費1850万円を計上した。
既存の特別支援学校の児童・生徒の受け入れ枠は、30年度に535人不足すると想定しており、学校の整備で対応する。
川崎南部地域の新校は、現在、敷地面積約1万平方bの旧川崎市立河原町小学校跡地(川崎市幸区河原町1)を建設候補地としている。
藤沢養護学校(藤沢市亀井野2547ノ19)は、隣接する旧県立総合教育センター亀井野庁舎を改築するとともに、増加が見込まれる児童・生徒の数に合わせ、必要な増築を行う。
既存の建物規模は、本館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ2613平方b、南館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ850平方b、検査室棟が鉄筋コンクリート造平屋122平方bなど。このうち、本館は旧耐震基準の建物であるため、耐震診断を実施する。
増改築で、肢体不自由教育部門を新たに開設する他、知的障害教育部門の受け入れ枠を増やす見込み。
横浜東部地域の新設については、現在横浜市教育委員会と候補地などについて、協議を行っている。 提供:建通新聞社