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建通新聞社
2022/03/03

【大阪】枚方市 投資的経費67%増 22年度当初予算案を公表

 枚方市は、2022年度当初予算案を発表した。投資的経費は東部清掃工場基幹的設備改良工事などの増加により、対前年度当初比67・1%増の63億7434万円となった。主な事業として禁野小学校整備事業、学校空調設備整備事業などが挙げられた。
 東部清掃工場基幹的設備改良工事には工事費24億0426万円を投入。主にプラントと粗大ごみ施設の定期補修、基幹的設備の改良工事を行う。また、穂谷川清掃工場には改善・補修工事費として3億5903万円を配分。排水処理設備、動物焼却設備、第3プラント、井戸設備の定期補修工事を実施する。
 禁野小学校整備事業には、設計委託料、文化財調査委託料、工事費など2億2020万円を計上。高陵小学校と中宮北小学校を統合し、小学校を新設する計画で、新校舎の規模は3〜4階建てで延べ床面積8000平方b、児童数は1〜6年生合わせて391人程度を想定。構造については、入札者からの技術提案を受けて検討した後に決定する。建設地は高陵小の敷地(2万3675平方b)を活用。所在地は枚方市御殿山南町2ノ2。既にDB(デザインビルド)方式を採用した総合評価一般競争入札を公告しており、4月14日の開札を予定している。
 学校空調設備整備事業には9億6305万円を充当。内訳は小学校に9億1025万円、中学校に5261万円で、それぞれ空調設備整備事業者選定支援委託、工事監理委託、工事費に充てる。
 また、学校関連では、小学校の施設改善維持補修に5億4982万円、中学校の施設改善維持補修に3億1963万円を確保し、設計委託料、工事費に充てる。
 この他、長尾杉線整備事業に6億6551万円、御殿山小倉線整備事業に3億4120万円、牧野長尾線整備事業に4億9200万円などを盛り込んだ。
 予算案の総額は対前年度当初比4%増の2804億4275万円。このうち、一般会計は対前年度当初比5・4%増の1490億円、下水道事業会計は同9・4%増の206億4334万円(建設改良費は15億1917万円)、水道事業会計は同0・4%減の120億7858万円(同40億7363万円)となる。

提供:建通新聞社