徳島市は2022年度当初予算案をまとめた。一般会計の総額は前年度当初比1・8%増の1063億1000万円で、投資的経費は3・1%増の88億2385万円としている。主な予算は、生活関連単独事業(道路橋梁、河川、排水、農地施設)、道路メンテナンス、四国横断自動車道周辺対策、私立認定こども園整備助成費など。助任橋更新工事に23〜26年度債務負担限度額として15億1000万円を設定する。
普通建設事業費は3・1%増の87億9385万円。内訳は補助事業が6・4%減の30億1949万円、単独事業が9・1%増の57億1035万円と受託事業の6400万円。災害復旧事業は3000万円。
建設関係では、都市計画マスタープランを策定する都市計画基本方針策定費に490万円と立地適正化計画改定費に855万円(別途23年度までの債務負担限度額364万円)、中心市街地活性化基本計画推進費に50万円、ひょうたん島川の駅ネットワーク推進に1812万円を計上している。新町西地区市街地再開発には補助金など2億2638万円を充てる。
橋梁の長寿命化や耐震化を行う道路メンテナンス事業に4億7550万円を計上し、助任橋更新工事で23〜26年度債務負担限度額15億1000万円を設定。街路整備費には6523万円、四国横断自動車道周辺対策に14億2792万円、徳島外環状道路周辺対策に1億4170万円を投じる。都市下水路整備は2億5276万円、都市下水路ポンプ場改築更新費は2億7350万円、流域治水対対策は7000万円。
重要文化財三河家住宅の保存整備に向けた基本設計見直しには233万円、公共施設再配置計画を23年度に策定する総合管理計画推進費は2364万円(別途23年度までの債務負担限度額1661万円)を投入。教育関係は小中校トイレ洋式化に3060万円、校舎防水外壁改修に8888万円、校舎長寿命化改修設計に1408万円、すだち学級老朽化改修に2750万円を計上。また、認定こども園整備に3708万円、教育・保育施設など整備補助に3億1517万円を盛り込んだ。
さらに、旧文化センター跡地整備に1億1850万円、コミュニティーセンター大規模改修に1926万円、防災行政無線移動系デジタル化整備に2000万円、消防施設機能強化に3535万円、とくしま動物園リニューアル費に1億6449万円、継続の矢三西住宅建替費に3億8604万円を計上している。
提供:建通新聞社