香取広域市町村圏事務組合(香取市仁良300―1、管理者・宇井成一香取市長)の2022年度予算は、前年度当初比2・8%増の48億399万円となった。廃棄物処理施設整備基本計画策定業務委託に2800万円、測量・地質調査業務委託に7000万円を計上。また消防費において、小見川分署の庁舎建設設計業務委託に7525万4000円を措置した。
ごみ処理施設が老朽化していることや、最終処分場が28年度以降に埋め立てできなくなる見通しとなっているため、新たな廃棄物処理施設の整備を計画している。維持管理の効率面から、可燃ごみ処理施設、不燃・粗大ごみ処理施設、最終処分場を一体的に整備する。
廃棄物処理施設基本計画策定業務では、可燃ごみ処理施設や最終処分場の処理方式、処理能力、概算事業費、事業スケジュールなどについて検討し、計画に盛り込む。
施設の建設候補地は、香取市伊地山地先の約8・8ha。説明会を開催するなど、地元の合意形成を目指している。
これまでの取り組みでは、20年度に「一般廃棄物処理基本計画および循環型社会形成推進計画策定業務」を実施。業務は建設技術研究所が担当した。
一方、消防費では、老朽化した小見川分署の移転改築に伴う設計費を措置。移転場所は香取市の市有地を予定。22年度の早期に一般競争入札で委託業務を発注する予定。