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日刊建設タイムズ社
2022/03/02

【千葉】プロポの手続き開始/業務代行前提に事業協力/成田市東和田南部地区土地区画整理組合設立準備会

 (仮称)成田市東和田南部地区土地区画整理組合設立準備会は1日、(仮称)東和田南部土地区画整理事業の事業協力者を選定するための公募型プロポーザルの手続きを開始した。まちづくりについて豊富な経験と技術能力を有する民間事業者から具体的な土地利用増進に係る提案などを受けた上で、業務代行者となってもらうことを前提に、準備会とともに組合施行の土地区画整理事業の実現に取り組む事業協力者を募集する。期間は覚書締結日から2年間で、協議により変更できるものとする。
 事業検討地区は、東側を東関東自動車道など、北側を京成電鉄本線で区画される、東和田の約30ha。東関東自動車道、京成電鉄本線、市道東町吉倉線、スマートインターチェンジ、(仮称)吉倉・久米野土地区画整理など、関連性の高い施設の整備を考慮して設定した。
 市街化調整区域、農業振興地域(一部農用地区域)に該当。また、地区の大半が地域森林計画対象民有林となっている。一部住居に市営水道が供給されている。
 土地利用状況は、山林、田畑、宅地、雑種地。東和田遺跡群、東和田遺跡群U、吉倉遺跡群の文化財包蔵地。
 事業においては今後、事業協力者を決定し、測量・調査設計、事業計画・提案(案)作成、都市計画・組合設立手続きを進め、2023年度の組合設立認可を予定。
 なお、基礎調査業務は日本都市技術が担当しており、25日までに完了する見込み。
 事業者は、まちづくりの豊富な経験と技術能力を生かし、土地利用増進に係る提案などを行い、事業計画案の作成や合意形成の推進について支援を行う。
 特に▽事業実現の可能性(土地利用計画および事業計画素案の作成)▽法律による指定要件(文化財・農地・森林開発など)への対応▽保留地処分や企業誘致▽地権者の合意形成――などに関して支援を求めるが、具体的には協議により決定する。
 提案等の業務に要する費用は原則、事業協力者の負担とするが、内容によっては協議する。
 プロポーザルの応募者は、業務の履行が可能な単体企業または、複数の企業で構成するグループとする。主な参加資格要件は、08年度以降に土地区画整理組合から委託を受けて土地区画整理事業の業務の全部または一部を代行した実績を有し、建設業者要件として建設業法第3条第1項の許可(許可業種として土木一式工事を含む)および、デベロッパー要件として宅地建物取引業法第3条第1項の免許を受けていること。
 グループの代表企業はこのうち、業務代行実績に加え、建設業者要件またはデベロッパー要件を満たすこと。
 今後は、18日に質問書の提出を締め切り、23日に回答。28日〜4月1日に参加意向表明書の提出を受け付け、同月4日には参加資格の確認結果を通知。同月4〜28日に提案書の提出を求め、5月中旬のプレゼンテーションおよび審査を経て、優先交渉権者を決定する予定。
 提案を求める事項は▽業務実施方針および実施体制▽地区におけるまちづくりの方針▽事業協力者として取り組む業務内容▽業務に要する費用。k_times_comをフォローしましょう
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