下呂市は、指令システム整備事業の施設整備工事費3億8632万円などを盛り込んだ2022年度当初予算案を公表した。一般会計は237億円で、前年度比0・3%減となった。投資的経費の普通建設事業費は33億9209万円で、一般廃棄物処分場整備事業などの大型建設事業が完了したことから前年度比22・7%減となった。
特別会計は同1・9%増の82億6954万円。企業会計は同3・5%減の67億9760万円となった。予算総額は0・4%減の387億6714万円となった。
主な事業として土木費では、道路橋梁費で、防災・安全交付金道路事業の施設整備工事費に2億7770万円、道路メンテナンス事業の施設整備工事費に1億1600万円、同事業の施設撤去工事費に8900万円、社会資本整備総合交付金事業の施設整備工事費に9000万円、市道補修事業の施設維持工事費に7700万円、自然災害防止対策事業(道路)の施設整備工事費に3760万円、防災・安全交付金交通安全事業の施設整備工事費に3010万円を計上した。
河川費では、自然災害防止対策事業(河川)の測量設計委託料に7770万円、河川・排水路補修事業の施設維持工事費に1300万円を付けた。
都市計画費では、社会資本整備総合交付金事業の施設整備工事費に3億4000万円。住宅費では、市営住宅維持補修費の施設維持工事費に1406万円を充てた。
総務費では、下呂市民会館管理費臨時の施設整備工事・維持工事費に1114万円を付けた。
民生費では、保育所施設整備事業の施設撤去工事費に1220万円、同整備工事費に1030万円、市立老人ホーム施設整備事業の施設整備工事費に1141万円を計上した。
衛生費では、環境衛生施設整備事業の施設整備工事費に2億1842万円を充てた。
農林水産業費では、林業費で、公共林道改良事業の施設整備工事費に6053万円、同測量設計委託料に1636万円。集落環境保全整備事業の施設整備工事費に2468万円、治山・林道維持補修費の施設維持工事費に1953万円を計上した。
消防費では、指令システム整備事業の施設整備工事費に3億8632万円、消防詰所整備事業の施設整備工事費に3477万円を充てた。
教育費では、教育総務費で、スクールバス管理運営費臨時の施設整備工事費に1980万円。小学校費で小学校長寿命化改良事業の施設整備工事費に5億1282万円、同測量設計委託料に2260万円、小学校屋外環境施設整備事業の施設整備工事費に2785万円。中学校費で中学校施設整備事業の施設整備工事費に1963万円、中学校屋内運動場改修事業の施設整備工事費に1355万円を付けた。
災害復旧費では、過年補助災害復旧事業の施設整備工事費に3億6180万円、過年補助林業施設災害復旧事業の施設整備工事費に9170万円、過年市単災害復旧事業の施設整備工事費に3400万円を計上した。
その他、市長指示プロジェクトとして、総務費の下呂駅周辺エリア整備事業費46万円で旧下呂温泉病院跡地の整備計画策定を目的に検討委員会を立ち上げる。その他、土木費の公園緑地整備事業費46万円で公園整備維持の方針策定を目的とする検討委員会を立ち上げる。
提供:
建通新聞社