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　　玉野市は、本庁舎建設の基本計画策定・発注支援業務委託の公募型プロポーザルを開始した。２０２２年度当初予算案に委託費６６００万円他を計上している。
　現本庁舎の規模は鉄筋コンクリート造４階建て延べ５４４０平方�b、１９６６年建設。災害発生時に対策本部拠点となるが耐震性がなく、バリアフリー化できていない、老朽化で維持管理費用が負担となっていることなどから建て替えを急ぐ方針。
　建設予定地は現敷地内の庁舎東側駐車場が最有力となっている。職員数などから試算した新庁舎の必要延べ床面積は約１万平方�bで、概算建設費は50億円。
　建設手法は設計・施工分離発注の他、新病院整備で採用しているＥＣＩ方式、消防署再編で採用したデザインビルド方式（設計・施工一括方式）、学校給食センターで採用したＰＦＩ方式などを比較検討するが、現時点では工期が短縮できるデザインビルド方式が有力視されている。
　財源には「緊急防災・減災事業債」活用を目指しているが、この場合２０２５年度末までに完成させる必要がある。一般的なスケジュールではこの期限までの完成は難しいため発注方式を工夫して工期を短縮したい意向だ。短縮型スケジュールでは22年度に基本計画、23〜25年度で設計と建設工事、26年度に供用開始し、並行して26年度からの２カ年で解体工事を目指している。

「提供:建通新聞社」