県東部農林事務所地域整備課が2022年度に取り組む県営農業基盤整備事業は、当初予算の段階で総額13億5000万円余りになることが明らかになった。前年度に比べて2億円余り増えており、このうち6億6000万円は国の補正予算やゼロ国債を活用する。
22年度の予算は、福部砂丘地区と古海第2地区の基幹水利施設保全高度化事業に1億4300万円。八頭町山上地区、同町船岡地区、鳥取市青谷町山根地区の県営ほ場整備事業に2億1000万円。鳥取市七谷地区、広岡地区、八頭町西谷地区の地域ため池総合整備に3億3300万円。
このほか、湖山砂丘地区と大井手古海地区の特定農業用管水路等特別対策事業に2億8600万円。七谷、広岡などの県営ため池整備事業に1億9700万円、八頭町の安藤井手地区、古海第1地区、瀬戸谷池の農業用河川工作物応急対策に2億3600万円などを盛り込んでいる。
主な整備は、工事が終盤に入った湖山砂丘地区の管路整備に1億6700万円。新しく工事に着手する大井手古海地区の管水路更新事業に1億1900万円。古海第1地区の取水管路の更生工事などに1億3100万円。ポンプ施設を改修する福部砂丘地区に1億2500万円などを投じる。
同課では、国の補正予算などを活用した湖山砂丘地区の管路、古海第1地区取水管、大井手古海の管路更生工事。船岡、山根地区のほ場整備工事などを今年夏までに発注する。
日刊建設工業新聞