北陸地方整備局金沢河川国道事務所は2022年度、国道470号(能越自動車道)田鶴浜七尾道路改築事業で、調査設計、用地買収、改良工を継続するほか、新たに橋梁下部工に乗り出す方針で、石川県に対して計画内容を通知した。
16年度に事業着手、20年8月に起工した同事業は、能越自動車におけるミッシングリンク(途中で途切れている区間)である田鶴浜七尾道路病院西IC(仮称)〜七尾IC間3・4キロを整備(暫定2車線)する内容で、これまでに七尾市八幡町における改良工事などが行われている。事業期間に11年間、全体事業費に約135億円を見込む。このうち残工事費(21年度〜)が105億500万円。20年度末における進ちょく率は用地が29%、事業全体16%。
橋梁を巡ってはこれまでに、鷹合川橋(L=約159メートル)及びJR七尾跨線橋(L=約116メートル)の詳細設計が東京コンサルタンツで、笠師川橋(L=約38・4メートル、L=約47・9メートル)の詳細設計がパシフィックコンサルタンツで、七尾IC橋(L=約57メートル)及び市道矢田郷17号線跨道橋(L=約70メートル)の予備設計が日本海コンサルタントでそれぞれ行わている。