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建通新聞社四国
2022/02/24

【香川】県広域水道 22年度建設改良費は微減

 香川県広域水道企業団は議会定例会を開き、2022年度当初予算案を可決した。支出のうち建設改良費は155億3200万円で前年度当初比0・8%減となった。椛川ダム負担金4億4600万円が皆減になったことなどが減少の要因。一方、肥土山浄水場更新工事や新岡本線送水管新設工事に新規着手する。
 広域水道施設整備事業の主な工事は、東讃ブロックの東讃地区広域監視システム整備工事に3億円(工期21〜23年度、全体事業費11億円)、小豆ブロックの肥土山浄水場更新工事に2900万円(22〜27年度、33億5000万円)、高松ブロックの新岡本線送水管新設工事(ダクタイル鋳鉄管口径800_、延長1400b、22〜23年度、5億1400万円)、御殿配水池築造工事3億9000万円(21〜24年度、11億円)など。
 経年施設更新整備事業を見ると、高松ブロックの浅野浄水場普通沈澱池築造工事他に12億6500万円(21〜22年度、16億5500万円)、太田下町配水管更新工事(ダクタイル鋳鉄管口径600_、延長620b)に4億3200万円、広域送水管理センターの中部浄水場排水処理機械設備更新工事他に3億1800万円(21〜22年度、3億3100万円)、東部浄水場1系―1沈澱池水中機器更新工事に2億3000万円、中部浄水系丸亀本線送水管更新工事(ダクタイル鋳鉄管口径450_、延長600b)に2億2500万円を充てる。
 議会定例会では、21年10月に発生した和歌山市での水管橋の崩落事故を受けて、議員から企業団が管理する水管橋の現状が問われた。これに対して浜田恵造企業長(知事)は、「厚生労働省調査の対象となった、強度を高める部材で管を補強した水管橋41橋を目視点検したが早急に修繕が必要なものは見つからなかった」とし、重要度の高い水管橋は順次詳細点検を行う方針を示した。
提供:建通新聞社