新潟県教育庁は21日、県政記念館改修費として、2022年度当初予算案に継続費12億3130万9000円を設定したと発表した。
重要文化財新潟県議会旧議事堂耐震補強工事に充てるもので、22年度に実施設計に着手し、23年度から5カ年で整備していく。
旧議事堂は1883年(明治16)に建設、1969年(昭和44)に重要文化財に指定。2017年度に実施された新潟県県政記念館改修検討委員会で策定された補強案に基づいた修理工事を含む修理範囲、施工方法、工程などの全体計画および基本設計は、公益財団法人文化財建造物保存技術協会(東京都荒川区西日暮里2丁目)が担当。
施設規模はW造2階建てで、中央部一部3階および八角塔屋付き、桟瓦葺の建築面積679・1平方メートル。場所は新潟市中央区一番堀通町3番地3(白山公園隣接)。
継続費の年割額は、22年度が1718万1000円、23年度が3億1096万5000円、24年度は3億161万5000円、25年度は3億387万1000円、26年度は1億5871万5000円、27年度が1億3896万2000円となっている。