米子市は2022年度当初予算のうち、約26億円を投じ学校施設の整備事業を進める。主な事業は、昨年度から工事着手した啓成小学校校舎整備事業に15億円。また来年度に工事着手予定の福米西小学校屋内運動場改築事業に9億9000万円を充てるほか、車尾小学校教室棟の長寿命化整備へ向けた実施設計に着手する。
啓成小学校校舎整備事業は現在、校舎、プール、ふれあい棟の3工区に分けそれぞれ工事が進められており、8月の完成を目指す。来年度は工事費に13億1664万円、監理業務に2728万円を充てる計画。また8月の校舎完成後、既存校舎の解体を秋ごろにも発注予定。実施設計は来年度早々に着手する。実施設計委託費は800万円、工事費は1億4000万円。
福米西小学校屋内運動場改築事業は、総工費9億7380万円を投じ、屋内運動場とプールを改築する。屋内運動場の規模は鉄筋コンクリート造、鉄骨造一部木造の平屋建て延べ床面積1214平方b。また、プールは鉄筋コンクリート造1101平方b。このほか教室棟から屋内運動場までと、屋内運動場からプールまでの渡り廊下の新設に加え、駐車場(25台)を増設する。監理委託費は1800万円。
車尾小学校長寿命化事業は、校舎棟2棟(鉄筋コンクリート造3階建て1288平方b)の長寿命化を図り、実施設計を進める。建築主体工事実施設計委託費に1600万円、設備工事実施設計委託費に725万円。校舎棟は1966、67年に建築され、50年以上が経過。主に外壁部分で早急な対応が必要とされている。
このほか▽成美小学校、淀江小学校校庭の芝生化に2661万円▽福生西小学校、淀江小学校の屋内運動場整備に1060万円▽彦名小学校、淀江小学校の校舎屋上防水改修に1440万円▽加茂中学校ほか2中学校の駐輪場増設、改築費に2550万円―を充てる。
日刊建設工業新聞