館山市は、24日開会の第1回定例議会に、2022年度当初予算案を上程する。館山中学校整備事業に総額32億3150万5000円の3か年継続費を設定。また、粗大ごみ処理施設整備事業に、23〜25年度を期間とする限度額1億4879万7000円の債務負担行為を定めている。粗大ごみ処理施設整備事業は、安房郡市広域市町村圏事務組合が運営する粗大ごみ処理施設が22年度に稼働停止することから、23年度の供用開始に向けてDBO方式により清掃センター内で施設整備を行うもの。22年度早々に公告し、複数年契約を締結。同年度の施設整備を経て、23〜25年度に運営管理を実施する。
一般会計は、前年度比7・1%増の224億5200万円。このうち、普通建設事業費は同58・6%増の39億3896万4000円。
館山中学校整備事業の年割額は、22年度3億9407万9000円、23年度16億12万8000円、24年度12億3729万8000円。24年度まで校舎建設工事を進めるとともに、22年度と23年度の2か年で武道場建設工事を行い、25年度の供用開始を目指す。
粗大ごみ処理施設整備事業における整備内容として、金属プレス機、建屋、インフラ、外構を想定している。
そのほか、「渚の駅」たてやま施設管理運営費(維持補修、照明LED化など)4443万円、港湾施設整備費(館山夕日桟橋先端部拡幅工・歩道改良など)1億1721万5000円、「食のまちづくり拠点施設」整備事業4億7600万5000円、道路新設改良費2億2851万4000円、橋梁整備事業(点検、補修工事)5685万4000円、都市計画道路調査事業(未整備路線見直し調査)827万2000円、船形館山線道路整備事業(船形バイパス整備)3479万2000円、雨水排水整備事業(北条中央排水路・楠見1号排水路・那古下水路測量・整備・改修)2億2907万4000円、防災行政無線整備事業(同報系防災行政無線親局および子局4か所老朽化更新)6606万5000円を盛り込んでいる。
下水道事業会計は、収益的支出が同11%減の4億8728万5000円、資本的支出が同7・9%減の5億561万1000円。資本的支出で、公共下水道整備事業2967万5000円、固定資産購入費(鏡ケ浦クリーンセンターマンホールポンプ1台・場外マンホールポンプ水位計1か所更新)971万3000円を計上している。