新潟県議会2月定例会は21日開会し、花角英世知事が提案理由説明を行った。
2021年度の一般会計補正予算1061億1800万円(冒頭提案)および22年度一般会計予算の総額1兆3561億5000万円などの議案を上程した。
この中で花角知事は政府がユネスコの推薦を行った「佐渡島の金山」ついて「副知事をリーダーとするワーキングチームを立ち上げたところであり、国や佐渡市と連携し、佐渡金銀山の価値について国際的な理解が得られるよう、できる限りの取組を進める」と力を込めた。一段加速した防災・減災対策に向けては「国の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策等による有利な財源を最大限活用しながら、被害を未然に防止・軽減することを目的とした河川改修をはじめとする治水・土砂災害対策や道路施設の老朽化対策などを集中的に実施する」とした。
来年度に地域空港会社トキエアの就航が予定されていることに関しては「トキエアの経営を早期に安定させるための支援とともに、より多くの方々にトキエアをご利用いただくための取組を行うことにより、新潟空港のさらなる拠点化を進める」と意欲を示した。
また、5月に予定される知事選について2期目を目指す考えを示し「一つ一つ成果を上げ、「住んでよし、訪れてよし」の活力溢れる新潟県の実現に向け、さらにまい進していきたい」と気持ちを新たにした。