松山市公営企業局は「松山公共下水道事業計画」を変更する。2020年度に実施した北条処理区(辻第1・2排水区)浸水対策の検討を基に、辻第1雨水調整池を雨水貯留施設として計画に位置付ける他、西部処理区で久枝処理系統久枝1号汚水幹線と山越処理系統山越3号汚水幹線の管渠管径の変更、山越処理系統の山越1号汚水幹線と山越4号汚水幹線のルート変更などが主な内容となっている。
辻第1雨水調整池は北条辻地内に計画。貯留能力は約5000立方bを見込む。久枝1号汚水幹線は管径を現行の500_から800_に、山越3号汚水幹線は現行の250_から100〜300_にそれぞれ変更する。山越1号汚水幹線は管路延長を現行の2806bから2962bに、山越4号汚水幹線は現行の76bから257bにそれぞれ延伸する。
事業計画の変更ではこの他に山越3号汚水幹線のマンホールポンプ設置に伴い、圧送管の吐き出し先となる点検対象マンホールを1カ所追加する。また、下水道法の改正に伴い、吐口調書に樋門・ゲートの点検方法と頻度を示し、主要な管渠の平面図には、樋門・ゲートを有する吐口にその名称を記載する。中央処理区本庁排水区の計画降雨浸水防止区域図も作成することにしている。
提供:建通新聞社