日本工業経済新聞社(群馬)
2022/02/17
【群馬】館林市は2022年度当初予算案
館林市(多田善洋市長)は17日、2022年度当初予算案を明らかにした。新規事業としてダノン城沼アリーナ(つつじ町14−1)で空調設備の更新へ設計委託料2643万3000円を計上している。また、産業団地整備では北部工業団地拡張に向けた調査設計委託料へ2000万3000円を充てた。土木事業は、道路維持管理約5億4000万円、道路新設改良約1億1000万円を盛り込む。普通建設事業費は前年度比1・3%増の29億6387万9000円とした。
多田市長は「第6次総合計画基本構想をもとに、元気なまちづくりを推進するための予算編成となった」と述べた。一般会計総額は対前年度比0・5%増の294億8000万円とし、過去最大の予算規模となった。
公園競技施設整備事業としてダノン城沼アリーナでの空調設備更新工事に向けて、設計業務を計画している。同施設は城沼総合運動場内に立地しており、1981年の竣工。施設規模はRC造3階建て、延べ床面積7011uとなっている。また、空調設備更新以外では、バスケットのゴール更新を図る。
産業団地整備事業は北部工業団地で拡張に関する調査設計業務などを計画しており、事業費2000万3000円を盛り込む。
新規事業としてほ場整備事業に1967万3000円を計上。野辺地区、木戸地区、大島地区を対象に事業化へ向けた営農計画および事業計画の策定を推進する。加えて、野辺地区では実施計画の策定を進める方針としている。
土木関連では道路維持管理事業と新設改良のほか、西部第一南・中地区、西部第二地区を対象とした土地区画整理事業6億1095万3000円や中央通り線道路改良事業7億6144万8000円などを計上。幹線排水路整備事業は5872万4000円により、準用河川宮田川・宮田2号幹線排水路で工事を進める。このほか、道のでこぼこ解消事業3101万7000円などを盛り込んだ。
幼稚園認定こども園化事業には5520万円を計上しており、施設整備工事および設計業務を計画。工事は北および東幼稚園を対象に実施。設計は南幼稚園で取り組む。北、東幼稚園は2023年度、南幼稚園は24年度からの開園を目指し、整備を進める。
このほか建築関連で計上したものは◇消防団第5分団詰所建設工事◇旧館林藩士住宅改修工事◇文化会館棟トイレ改修設計−などとなっている。
新型コロナウイルス感染症対策の建設関連予算では、美園保育園(美園町10−26)の空調改修工事費1440万円、各中学校特別教室空調設備設置工事費1564万2000円などを計上している。