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滋賀産業新聞
2022/02/18

【滋賀】米原市の2022年度当初予算案

 米原市は17日、24日開会の定例市議会に上程する一般会計208億8000万円、特別会計82億6430万円、公営企業会計57億9554万2千円から成る総額349億3984万2千円の22年度当初予算案を発表した。議会の会期は、3月23日までの28日間を予定。
 22年度予算編成では、行政需要が質・量ともに急速に変容する中、持続可能な地域づくりに向けた6つの事業転換ポイントを共通的な目線に位置付け、事業全体を再構築。4年連続で200億円超えの「過去3番目の予算規模」となった一般会計は、学校情報システム構築等の物品増を見込むものの開庁した統合庁舎関連経費の減などで対前年度当初比は1・5%(3億2200万円)の減。普通建設事業費は前年度比35・7%(11億3000万円)減少の20億3000万円となった。
 また、公営企業会計は水道事業会計が磯浄水場の大規模更新工事による建設改良工事費の増などで39・3%(4億9036万円)増の17億3754万4千円、下水道事業会計は汚水処理の長寿命化や耐震化、雨水整備事業などで0・8%(3036万円)の増の40億5799万8千円となり、特別会計と公営企業会計を合わせた総額では、0・6%増となる予算編成を行った。
 主なものは、庁舎関係では統合庁舎開庁に伴い新規で旧米原庁舎解体工事費1億7000万円を計上。
 教育関係では、双葉中学校の長寿命化改良工事や大東中大規模改造工事、各校照明LED化改修などを含めた中学校施設維持補修事業費3億4160万円、米原小大規模改造工事や各校照明LED化改修などの小学校施設維持補修事業費2億6140万円、伊吹B&G海洋センター改修、近江グラウンド防球ネット設置などの社会体育施設改修工事費に7800万円、新規で小中学校の学校情報システム構築等業務委託料1億6100万円―など計上。
 一方、土木費では、道路新設改良事業費に総額3億3985万円を計上、市道顔戸八田羽織線・顔戸能登瀬線・板戸市場線の改良工事や坂田駅前広場の整備に取り組む。このほか道路等補修工事費8450万円、橋梁維持管理工事費7000万円など。また消防費では、新規で湖北地域消防組合負担金(署所整備費)8434万円を計上。

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 このほか、5億3565万5千円を減額する20年度一般会計補正予算案なども上程する。内容は、減額精査や基金積み立てなど。

提供:滋賀産業新聞