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　富山県インテリア事業協同組合（小倉孝之理事長）はこのほど、定例役員会を開き、メーカー側からの度重なる値上げへの対応策を協議し、元請会社と顧客に理解と協力を求めていくことを確認した。
　メーカー側が、原材料価格の高騰などから内装仕上げ関連商品について、昨年９月に引き続き今年４月から２０％前後の値上げを行う。昨年９月の値上げを受け、元請会社（ハウスメーカーなど）と交渉中の会社もあるなど、業界全体が落ち着かない状況での再値上げは死活問題になると危機感を募らせている。
　組合員の多くが下請業者。再度の値上げによって、元請会社との交渉はさらに厳しくなるのは必至だ。今年４月からの価格改定では、壁紙や床材などインテリア資材全般が対象になる。定例役員会では、顧客の満足度アップを念頭に、業界全体が現状に理解を示しながらも、引き続き元請会社と顧客に理解と協力を求めていく方針で一致。併せて、メーカー側が元請会社に値上げの事情を説明するなど、理解を得るための努力も求めていくとした。