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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/02/16

【群馬】みどり市は当初予算案

みどり市(須藤昭男市長)は16日、2022年度当初予算案を明らかにした。公共施設の更新や改修、解体を進める公共施設等総合管理計画事業に8億4816万8000円を計上した。更新、解体工事は43施設で計画し、工事費に8億2208万5000円。西鹿田グリーンパーク整備事業は実施設計、岩宿駅前は基本設計に移行する。普通建設事業費は24億9885万6000円。前年度比37・2%減となるが、新設校の建設完了による減少で、例年並みの事業費は確保している。
須藤市長は会見で「アフターコロナを見据えた新たな日常に対応した安全安心でにぎわいのあるまちづくりを推進していきたい」と述べた。
一般会計総額は8億6500万円の減少となる対前年度比4%減の207億3100万円。
公共施設等総合管理計画事業の主な工事および設計の実施箇所と予算額は◇笠懸東小学校外壁補修工事=1億2741万7000円◇大間々中学校トイレ改修・防水工事=8874万8000円◇旧杲小学校解体工事=8070万円◇認定こども園整備に伴う改修設計=800万円−など。設計は15施設が対象で2608万3000円。
岩宿駅前広場整備に向けた基本設計は岩宿駅前周辺整備事業基本計画に基づいて実施する。委託費は1100万円。
西鹿田グリーンパーク整備は実施設計業務を進め、23年度以降の着工を目指す。予算額は3643万円となる。
排水路整備事業は1億3100万円により、笠懸町を中心に整備を進める。対象は◇桐生大学上流排水区(笠懸南中学校南西付近)◇鹿両毛線北側排水区(県道大間々世良田線ホテルオズ東付近)◇阿左美排水区(阿左美沼北付近)−。
東地域活性化・交流促進事業は2353万1000円により、義務教育学校の開校に伴い、廃校となる東中学校の体育館2階部分をボルダリング施設(クライミングウォール)を設置。事業費の内訳は工事費1580万円、設計費200万円となる。
産業団地整備事業は1509万4000円の事業費で産業団地整備に向けて動き出す。現在、県企業局が整備する産業団地に市が1カ所を候補地としてエントリーしており、候補地の最終選定が夏ごろに予定されるため、地域住民へ説明後、産業団地周辺の道路や水路規模などの配置や規模、各整備内容による概算事業費の算出などの内容をまとめる。
土木関連では橋梁長寿命化事業は事業費1億9700万円。調査設計委託料に1億3450万円を計上しており、長寿命化を推進する。道路新設改良事業では7億5591万700円により、市道笠懸1298・1078号線歩道整備事業などを行う。