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北陸工業新聞社
2022/02/16

【福井】概算整備費は35〜40億円/六呂師高原活性化構想案/県、大野市/オートキャンプ場など整備

 福井県と大野市は、「六呂師高原活性化構想」の素案を公表した。自然景観の改善に向け六呂師ハイランドホテルなどの解体を進める一方、オートキャンプ場やコテージの整備を行う。
 概算整備費は、民間投資額(想定)を含め、施設の新設・リニューアルに約30〜35億円、解体に約5億円を見込む。
 新たに整備する施設は、オートキャンプ場、コテージ、オートキャンプ場・コテージの管理棟/レストラン、フィールドアスレチック、マウンテンバイク等の走行を想定した周遊道を予定。
 このうちオートキャンプ場は、ミルク工房奥越前周辺の広い平坦地を活用し、車の乗り入れが可能なオートキャンプサイトを整備。一般的なものと比べ各サイト間の配置を広く設け、ゆったりと贅沢な空間を提供する。
 また、コテージはベッドルーム、リビングダイニング、簡易キッチン、BBQができるデッキテラスなどで構成。管理棟については、ミルク工房奥越前を改修する。
 解体する方針の施設は六呂師ハイランドホテル、妻平ヒュッテ、サン・スポーツランド管理棟、六呂師高原スキーパークなど。
 スケジュールは、2022・23年度に施設の解体と各種施設整備に係る設計および工事を進め、北陸新幹線福井・敦賀開業時に、一部プレオープンを検討する。その後、24・25年度に続けて整備工事を行い、中部縦貫自動車道県内全線開通時のフルオープンを目指す。
 なお同構想案については、28日までパブリックコメントを実施している。意見の提出は、福井県観光誘客課または大野市観光交流課まで。

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