石川県土木部は、災害に強い県土の基盤づくりを推進するため、新年度も引き続き、救命活動や支援物資の輸送等を担う緊急輸送道路の防災対策を実施していく。
2022年度当初予算案(うち、21年度第1次2月補正予算案7億1597万6000円)には所要の経費として、総額14億2793万3000円を計上した。
整備計画によると、橋りょう耐震補強は女原大橋など計4橋が対象。このうち、女原大橋は手取川ダムの入り口に架かる長大橋で、白山市女原〜東二口地内を結ぶ。1977(昭和52)年に架設され、橋長は260メートル、形式は5径間連続V脚ラーメン橋1連・単純鈑桁橋2連となっている。今年度からP1橋脚(施工/佐藤組)と、P4橋脚(施工/山崎・慶伊特定JV)の耐震補強工に着手し、工期はP1橋脚が3月10日、P4橋脚が23年3月10日まで。
このほか、穴水町越の原地内など県内25カ所において、落石対策等工事を予定している。