近畿地方整備局京都国道事務所は14日、国道24号城陽井手木津川バイパス事業において、城陽市から井手町に新設する5つの新設橋の概要と着手時期などを明らかにした。
城陽市域に1橋、井手町域に4橋を新設する。
青谷川を跨ぐ青谷川橋(名称は仮称。以下同じ)は、城陽市市辺出川原31−11地先〜城陽市市辺市原45−2地先に計画。橋長は74・5mで、幅員15・550m〜15・404m。桁構造はPC3径間連結プレテンションT桁橋。下部工は基礎形式がA1・A2(場所打ち杭φ1200)、P1・P2(場所打ち杭φ1500)、躯体形式がA1橋台・A2橋台(逆T式橋台)、P1・P2橋脚(張出式橋脚)。工期は令和5年度からを予定。
南谷川を跨ぐ南谷川橋は、井手町多賀小払26地先〜井手町多賀清水奥7地先に計画。橋長は64mで、全幅員12・3m(有効幅員は車道8m、歩道3・5m)。桁構造は鋼単純箱桁橋(予定)。下部工形式はA1・A2(逆T式橋台)、基礎工形式はA1・A2(直接基礎)。工期は令和7年度からを予定。
蛇谷川を跨ぐ蛇谷川橋は、井手町多賀鴉川22−2地先〜井手町多賀穴虫31地先に計画。橋長は46mで、全幅員12・3m(有効幅員は車道8m、歩道3・5m)。桁構造は鋼単純箱桁橋(予定)。下部工形式はA1・A2(逆T式橋台)、基礎工形式はA1(深礎杭)・A2(直接基礎)。工期は令和9年度からを予定。
北才田川を跨ぐ北才田川橋は、井手町多賀南平畑28地先〜井手町井手新四郎山24地先に計画。橋長は109mで、全幅員12・3m(有効幅員は車道8m、歩道3・5m)。桁構造はPC3径間連結コンポ橋(予定)。下部工形式はA1・A2(逆T式橋台)、P1・P2(張出式橋脚)、基礎工形式はA1・A2(深礎杭)、P1・P2(大口径深礎杭)。工期は令和7年度からを予定。
才田川を跨ぐ才田川橋は、井手町井手新四郎山1−15地先〜井手町多賀二本松1−1地先に計画。橋長は49mで、全幅員12・3m(有効幅員は車道8m、歩道3・5m)。桁構造は鋼単純箱桁橋(予定)。下部工形式はA1・A2(逆T式橋台)、基礎工形式はA1(深礎杭)、A2(場所打ち杭)。工期は令和5年度からを予定。
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城陽井手木津川バイパス(旧名・宇治木津線。都市計画道路名は城陽井手木津川線)は、新名神高速道路と学研都市を結ぶ新たな南北軸の道路で、新名神の(仮称)城陽スマートインターチェンジ(城陽SIC)付近から、井手町域を経由し、木津川市の学研木津中央地区付近を結ぶ。総延長は1万1150m(約11・12q)で、土工延長は約10・6q、橋梁延長は約0・6q。道路規格は第3種2級、車線数は2車線、設計速度は60q/h、計画交通量は約1万2900台/日。
全体事業費は約300億円(@工事費198億1200万円A用地及び補償費59億0900万円B間接経費42億7900万円)を見込む。
ルート計画によると、起点は城陽市富野長谷山で、井手町井手下赤田などを経由し、終点は木津川市山城町上狛森ノ前(木津川橋付近)。