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日本工業経済新聞社（群馬）
2022/02/15
【群馬】前橋市が22年度当初予算概要を公表
前橋市（山本龍市長）は15日、２０２２年度当初予算案を明らかにした。産業立地推進事業特別会計における産業立地推進費で30億５７８７万５０００円を確保。西善中内産業団地の整備に取り組むほか、約27億円で駒寄スマートＩＣ産業団地の用地買収や道路設計など着工への準備を進める。ＣＣＲＣ事業では、夜間急病診療所および福祉作業所の移転新築工事に10・８億円と６・７億円を投じる。今後の大型建設事業となる広瀬団地建て替えや水質浄化センター更新では、ＰＦＩの導入可能性調査を実施する。普通建設事業費は構成比10・５％に当たる１６０億６７１３万円。道の駅まえばし赤城設置事業や、ＣＣＲＣ事業の移転新築事業により増加したが、議会棟などの整備完了により、８億６０２３万５０００円減少（同５・１％減）となった。
会見に臨んだ山本市長は「今ある課題を解決していくこと。一方で、長期的な観点も持って、課題を乗り越えていくこと。それぞれが大切な要素である」とした上で、「盛り込んだ事業は前橋市をさらに便利にするものである。ＤＸやスローシティなど、これまでの取り組みを着実に進捗していく」と思いを語った。
一般会計の総額は１５３０億２６４４万２０００円となった。21年度と比較し33億３８０３万６０００円の減（対前年度比２・１％減）となったものの、一般会計の総額は過去２番目の水準となる。
新たな企業誘致の受け皿を確保するため、産業立地推進事業特別会計へ30億５７８７万５０００円を計上。用地の分譲に向けて調整が進む西善中内産業団地については、２億９０４３万２０００円を投じる道路整備工事や上水道工事が計画されている。ＳＩＣの大型車対応で注目が集まる駒寄ＳＩＣ産業団地においては、用地買収や地質調査、道路設計業務委託などで27億６０２０万２０００円を計上した。このほか、各団地の除草・測量など管理費６８７万６０００円や新産業団地開発事業36万５０００円などを確保した。
ＣＣＲＣ事業は市が担当する事業が大詰めを迎える。22年度は夜間急病診療所と福祉作業所の新築工事を実施。いずれも２カ年で工事に取り組む予定となっており、当初予算分と債務負担行為で工事費を確保した。診療所は当初予算４億３０００万円、債務負担行為６億５０００万円。福祉作業所が２億６０００万円と債務負担行為４億１０００万円とした。
老朽化による建て替えが検討されている広瀬団地はＰＦＩ導入可能性調査８５６万９０００円を計上。水道浄化センターの更新事業においても、ＰＰＰ／ＰＦＩ導入可能性調査２７５０万円を確保している。新たな事業スキームとして民間活力の導入に注目しており、今後も広がりをみせる見通しとなっている。
【道路・街路事業】
新設改良事業は10億１６３万８０００円を計上。21年度と比較し、１億円以上の減となった。
主な整備路線および事業費は◇南高校通線＝１億５６５０万円◇市道00－０２８号線（群大附中通線）＝３４１０万円◇市道00－１９６号線（小暮石井線Ⅱ期）＝１億７７８０万円◇市道00－１９９号線（時沢米野線）＝６２９０万円◇西善玉村線＝４０５２万円◇市道04－１０４号線（道の駅アクセス道路）＝６４００万円◇木瀬中通線＝７８５８万８０００円◇江田天川大島線（Ⅲ期）＝２億３４３５万円－など。
街路事業は上新田前箱田線で１億４９５０万円を計上。ＪＲ群馬総社駅の西口整備に連動して進捗する群馬総社駅西口線は１６０万円を盛った。このほか、江田天川大島線の延伸に向けた基礎調査で６００万円を計上している。
橋りょう長寿命化修繕計画事業は６億７９６９万２０００円を確保。
【教育施設関連】
西部共同調理場大規模改造工事２期に向けて、工事費１億２６４１万７０００円を確保。
小学校は永明小学校エレベーター新設実施設計２７０万円を確保した。校舎等大規模改造事業では、細井小学校と石井小学校の校庭芝生化事業１００８万円、若宮小学校ほか４校のトイレ大規模改造実施設計１１００万円を確保した。
中学校は元総社中学校の屋外照明ＬＥＤ化改修工事で１４００万円を計上。市立高校は体育館サブアリーナ照明器具交換９５８万１０００円と外壁落下防止工事７０００万円を盛り込んだ。
【市営住宅整備】
エレベーター設置工事は１億３０４万８０００円を確保し、元総社第二ＲＥ棟を施工する。事後保全工事は若宮第一団地Ａ棟や広瀬団地第十九団地ＲＳ棟などを対象に屋上防水工事を計画。工事費１億８２９万５０００円を盛り込んだ。
【公園関連】
前橋総合運動公園整備事業は第二球場などの拡張用地内整備を進捗。工事費12億５２７４万円を計上した。荻窪公園は県道南ゾーン地区整備で８５７３万円を確保している。身近な公園・緑地整備事業は６８１７万９０００円で◇（仮称）松並木１号公園・緑地整備工事など◇（仮称）六供中央公園整備・園路整備工事など◇スケートボード広場の整備－などに取り組む。
【中心市街地等整備】
広瀬川河畔緑地整備は１億２７３０万円を計上。古市町一丁目地区を対象とする優良建築物整備事業補助金は６７０４万円を確保した。再開発事業補助金は11億８８６０万６０００円、ＪＲ前橋駅北口地区や千代田町中心拠点地区を対象とする。
会見に臨んだ山本市長は「今ある課題を解決していくこと。一方で、長期的な観点も持って、課題を乗り越えていくこと。それぞれが大切な要素である」とした上で、「盛り込んだ事業は前橋市をさらに便利にするものである。ＤＸやスローシティなど、これまでの取り組みを着実に進捗していく」と思いを語った。
一般会計の総額は１５３０億２６４４万２０００円となった。21年度と比較し33億３８０３万６０００円の減（対前年度比２・１％減）となったものの、一般会計の総額は過去２番目の水準となる。
新たな企業誘致の受け皿を確保するため、産業立地推進事業特別会計へ30億５７８７万５０００円を計上。用地の分譲に向けて調整が進む西善中内産業団地については、２億９０４３万２０００円を投じる道路整備工事や上水道工事が計画されている。ＳＩＣの大型車対応で注目が集まる駒寄ＳＩＣ産業団地においては、用地買収や地質調査、道路設計業務委託などで27億６０２０万２０００円を計上した。このほか、各団地の除草・測量など管理費６８７万６０００円や新産業団地開発事業36万５０００円などを確保した。
ＣＣＲＣ事業は市が担当する事業が大詰めを迎える。22年度は夜間急病診療所と福祉作業所の新築工事を実施。いずれも２カ年で工事に取り組む予定となっており、当初予算分と債務負担行為で工事費を確保した。診療所は当初予算４億３０００万円、債務負担行為６億５０００万円。福祉作業所が２億６０００万円と債務負担行為４億１０００万円とした。
老朽化による建て替えが検討されている広瀬団地はＰＦＩ導入可能性調査８５６万９０００円を計上。水道浄化センターの更新事業においても、ＰＰＰ／ＰＦＩ導入可能性調査２７５０万円を確保している。新たな事業スキームとして民間活力の導入に注目しており、今後も広がりをみせる見通しとなっている。
【道路・街路事業】
新設改良事業は10億１６３万８０００円を計上。21年度と比較し、１億円以上の減となった。
主な整備路線および事業費は◇南高校通線＝１億５６５０万円◇市道00－０２８号線（群大附中通線）＝３４１０万円◇市道00－１９６号線（小暮石井線Ⅱ期）＝１億７７８０万円◇市道00－１９９号線（時沢米野線）＝６２９０万円◇西善玉村線＝４０５２万円◇市道04－１０４号線（道の駅アクセス道路）＝６４００万円◇木瀬中通線＝７８５８万８０００円◇江田天川大島線（Ⅲ期）＝２億３４３５万円－など。
街路事業は上新田前箱田線で１億４９５０万円を計上。ＪＲ群馬総社駅の西口整備に連動して進捗する群馬総社駅西口線は１６０万円を盛った。このほか、江田天川大島線の延伸に向けた基礎調査で６００万円を計上している。
橋りょう長寿命化修繕計画事業は６億７９６９万２０００円を確保。
【教育施設関連】
西部共同調理場大規模改造工事２期に向けて、工事費１億２６４１万７０００円を確保。
小学校は永明小学校エレベーター新設実施設計２７０万円を確保した。校舎等大規模改造事業では、細井小学校と石井小学校の校庭芝生化事業１００８万円、若宮小学校ほか４校のトイレ大規模改造実施設計１１００万円を確保した。
中学校は元総社中学校の屋外照明ＬＥＤ化改修工事で１４００万円を計上。市立高校は体育館サブアリーナ照明器具交換９５８万１０００円と外壁落下防止工事７０００万円を盛り込んだ。
【市営住宅整備】
エレベーター設置工事は１億３０４万８０００円を確保し、元総社第二ＲＥ棟を施工する。事後保全工事は若宮第一団地Ａ棟や広瀬団地第十九団地ＲＳ棟などを対象に屋上防水工事を計画。工事費１億８２９万５０００円を盛り込んだ。
【公園関連】
前橋総合運動公園整備事業は第二球場などの拡張用地内整備を進捗。工事費12億５２７４万円を計上した。荻窪公園は県道南ゾーン地区整備で８５７３万円を確保している。身近な公園・緑地整備事業は６８１７万９０００円で◇（仮称）松並木１号公園・緑地整備工事など◇（仮称）六供中央公園整備・園路整備工事など◇スケートボード広場の整備－などに取り組む。
【中心市街地等整備】
広瀬川河畔緑地整備は１億２７３０万円を計上。古市町一丁目地区を対象とする優良建築物整備事業補助金は６７０４万円を確保した。再開発事業補助金は11億８８６０万６０００円、ＪＲ前橋駅北口地区や千代田町中心拠点地区を対象とする。
