新潟市は14日、北区松浜みなと地内「松浜雨水ポンプ場調整池工事」をWTO対象の一般競争で開札、調査基準価格を下回る応札があったため、落札を保留し低入札価格調査に入った。1番札は安藤ハザマ・機動建設工業・秋葉建設興業・小菅建設興業特定JVの38億860万円。調査終了後に落札候補者となる。失格を含め18JVが入札に参加した。
工事概要は雨水調整池築造(貯留量)V=1万6500立方メートル、基礎杭N=140本。工期は2026年3月13日まで。予定価格45億1812万円、調査基準価格41億6682万1367円を設定していた。
既設ポンプ場の老朽化と能力不足に対応するため、ひょうたん池付近に新設する。計画によると、松浜雨水ポンプ場の調整池はRC造とし、計画貯留量1万6820立方メートル/日を見込んでいる。22年度から複数年度にかけて整備し、放流渠などを整備した上で、ポンプ場に着工する方針。なお、全体完成には10カ年程度の期間を要するという。
実施設計はオリジナル設計が担当。