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建設新聞社
2022/02/15

【東北・青森】パルハウスが複合ビルを建設/新青森駅・石江土地区画整備事業

 青森市は、石江土地区画整理事業の一般保留地にパルハウス(徳島市東船場町1の6 手塚勲代表取締役)が複合ビルを建設すると公表した。営業開始は2027年10月を予定している。
 同市では、東北新幹線新青森駅利用者の利便性および駅周辺の居住環境向上に、民間の資金力・企画力・経験豊かな手法等を効果的に導入するため、事業提案方式により石江土地区画整理事業の一般保留地の処分を行ってきた。これまでに全18区画中17区画が埋まっている。
 パルハウスが提案した事業内容は、申請区画面積1964・48平方b(契約額2億5656万1000円)に、S造地下1階地上15階建て、延べ8569・26平方bの複合ビルと、S造延べ1282・39平方bの機械式立体駐車場(86台)を建設する。
 複合ビルの内部は、1階にローソンや貸店舗、ランドリースペースなど、2〜4階に貸事務所、5〜14階に長期滞在型宿泊施設・個室型貸事務所(1週間以上の利用、150室)を配置するほか、平面駐車場24台を整備する。
 設計は8月〜23年9月まで、工期は24年4月〜27年9月を予定。総事業費は20億7160万1000円(土地代金含む)を見込む。
 なお同社では、20年3月に同地区内に「東横イン新青森駅東口」をオープンさせている(施工=東横イン電建(東京都大田区)、基本設計=パルハウス、実施設計=東横インアーキテクト)。
 このほか、同事業区域の一般保留地2301・33平方bを取得し、「ABホテル新青森」の新築を計画していたABホテル(愛知県安芸市三河安城町1の9の2 沓名一樹代表取締役)は、新型コロナウイルスの影響により、ホテルの需要が見込めなくなったことから事業撤退する方針を示した。

 提供:建設新聞社