名糖産業(名古屋市西区笹塚町2ノ41)は、小牧工場敷地内での新工場建設と、名古屋市の本社の建て替えを行うことを発表した。新工場建設は5月以降、本社建て替えは12月以降に着手する計画。総投資額は概算で55億円と見積もっている。
新工場は粉末飲料の生産能力の増強と、生産の効率化のために建設する。具体的な規模について同社は回答を控えた。施工者についても明言しなかったが「ゼネコンはすでに決まっている」と答えた。建設地は小牧市大草年上坂。稼働開始は2023年8月以降を予定している。
本社の建て替えについては、現本社が老朽化したため、BCP対策や社員の安全を考慮して建て替えるとした。具体的な仕様や規模は「現在、構想段階にある」と回答。施工者については未定とし「今後、見積もりを徴集して決める」としている。建て替えは本社敷地内で行う。稼働開始予定は23年12月以降。
「枇杷島工場の飲料部門を移転」
粉末飲料の生産効率化では、拠点の統合として枇杷島工場(清須市西枇杷島町替地25ノ5)の粉末飲料製造部門を移転すると発表。同工場の今後の在り方については「化成品関連の部門があるため、継続して稼働する」と回答した。
提供:建通新聞社