千葉市は、18日開会の第1回定例議会で2022年度当初予算案について承認を求める。一般会計は、前年度比4・7%増(6月補正後比3%増)の4884億円。普通建設事業費は、同40・3%増の632億8800万円。稲毛区役所大規模改修事業に総額15億5066万6000円の3か年継続費を定めている。新設校建設事業には1億1300万円を計上するとともに、総額2億2900万円の2か年継続費を設定。さらに、ZOZOマリンスタジアムのあり方検討、千葉公園の再整備、新児童相談所基本計画の策定、千葉中央コミュニティセンター再整備、加曽利貝塚新博物館整備運営事業者選定アドバイザリーなどの事業費を措置。
稲毛区役所においては、老朽化等に対応するための大規模改修を行う。継続費の年割額は、22年度4億6519万9000円、23年度7億7533万6000円、24年度3億1013万1000円。
幕張新都心若葉住宅地区における新設校建設では、基本設計・実施設計などを行う。継続費の年割額は、22年度6000万円、23年度1億6900万円。
ZOZOマリンスタジアムのあり方検討に3000万円を措置した。老朽化が進むスタジアムの今後のあり方を検討するため、基礎調査を実施する。
千葉公園の再整備では「千葉公園再整備マスタープラン」に基づくドーム前広場整備工事などに25億1700万円を確保。
児童相談所管理運営では、将来的な児童相談所開設に向けた基本計画の策定を含め、4億7708万1000円を計上。
千葉中央コミュニティセンター再整備に2億5100万円を計上。基本設計、立ち退き料算定調査などを行う。
加曽利貝塚の魅力向上の実現に向け、3億2130万8000円を計上するとともに、加曽利貝塚新博物館整備運営事業者選定アドバイザリーとして、23年度までを期間とする限度額3550万円の債務負担行為を設定。便益施設新築工事、新博物館整備事業者選定のためのアドバイザリー業務、新博物館整備用地現況測量、新博物館要求水準書作成に必要な業務などを行う。
道路新設改良に15億7044万8000円を計上。(仮称)検見川・真砂スマートインターチェンジの詳細設計などを行う。
環境保健研究所移転整備として18億3400万円を盛り込むとともに、実験設備・検査機器など整備・移転に23年度までを期間とする限度額12億7000万円の債務負担行為を設定。
公立保育所の建て替えに伴い4億4300万円を措置したほか、公立保育所建て替え補助に23年度までを期間とする限度額3億500万円の債務負担行為を設定。老朽化した公立保育所の建て替え・民営化にあたり、園舎の整備などに係る経費を助成するとともに、公立で建て替える千城台西保育所の基本設計を行う。開園・開所スケジュールは▽23年度=小深・小倉台(民営化)▽24年度=亥鼻(民営化)▽25年度=千城台西(公立)。
廃棄物施設関連では、新清掃工場の整備33億1541万9000円、次期最終処分場の整備1430万円・債務負担行為2200万円、下田最終処分場浸出水処理施設の建て替え1270万5000円・債務負担行為56億1900万円を措置。新港清掃工場リニューアル整備に向けた施設基本計画策定、次期最終処分場候補地選定支援業務、下田最終処分場塵芥汚水処理場の建て替えに向けたPFI等アドバイザリー業務などを予定。
JR蘇我駅周辺地区のまちづくり540万円、JR稲毛駅東口地区のまちづくり1600万円を計上。駅前広場の基本計画の検討などを行う。
消防庁舎整備においては、1億2310万円を措置。畑出張所の改築に伴う基本設計などを行う。
中等教育学校整備に1億1700万円を計上しているほか、中等教育学校仮設校舎賃借料として、23〜24年度を期間とする限度額6億円の債務負担行為を設定。稲毛高等学校・附属中学校の稲毛国際教育学校への移転に伴い、老朽化した校舎などを全面的に改修する。
下水道事業会計では、中央処理区下水道整備事業(弁天雨水)に36億2800万円の3か年継続費を設定している。年割額は、22年度3億7400万円、23年度12億9800万円、24年度19億5600万。
下水道施設の再構築に1600万円を確保。老朽化した高洲ポンプ場の統廃合に向け、PFI導入可能性調査を委託する。
DBO方式による下水汚泥固形燃料化事業の事業者者選定などに3982万円を盛り込んむとともに、南部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業として、23〜48年度を期間とする限度額200億円の債務負担行為を定めている。