越前市の山田賢一市長は10日、記者会見を開き、2022年度当初予算案および21年度3月補正予算案を発表した。
当初は一般会計が367億4700万円(前年度比5・4%増)。特別、企業両会計を合わせた総額は631億1136万1000円(同4・1%増)。一方、3月補正は一般会計に9億603万5000円を追加する規模となった。
北陸新幹線越前たけふ駅開業に向け、各事業を▽歴史と文化の魅力創出と発信▽楽しく元気なまちづくり▽環境と調和した未来産業都市の創造▽教育・健康・福祉の充実▽多文化共生と市民協働の推進▽危機管理強化と社会基盤の強化―の6つのカテゴリーに分類し、重点的な予算配分を行った。
北陸新幹線越前たけふ駅周辺整備事業には5億9890万8000円を計上。駅西交通広場や駅東P&R駐車場、周回道路、多目的広場、交流広場を整備する。
越前たけふ駅周辺整備推進には5249万円。企業立地を円滑に誘導するため、立地想定エリアを設定し、開発手続きに必要な情報を事業実施計画書としてまとめるほか、地権者調整等を実施する。
公共交通網体制の維持では、並行在来線新駅設置支援に624万5000円、並行在来線新駅の駅前広場測量および基本設計に410万3000円、北府駅鉄道ミュージアム整備に6780万円を盛り込んだ。
その他の主な事業は次の通り。
▽新公立認定こども園整備事業(西校区公立園整備費) 7億4070万8000円
▽民間保育園施設整備事業(補助金) 1662万3000円
▽道の駅管理運営事業 8640万円 プロモーションを開始するほか、EVステーション設置や観光案内所内装工事、本館の備品等を整備
▽補助公園整備事業 4340万円(3月補正に別途8147万4000円)
▽補助道路整備事業 1億2590万円
▽単独道路整備事業 1億6614万円
▽単独道路維持改修事業 3億479万3000円
▽橋梁維持改修事業 1億9930万円(3月補正に別途1億7072万8000円)
▽雪寒地域道路整備事業 1億3080万円
▽市営住宅の長寿命化 1億6620万8000円
▽地区公民館施設の整備 3億80万7000円
▽小中学校の施設整備 6320万3000円(3月補正に別途1億7776万6000円)
▽武生東運動公園庭球場改修 6160万円(3月補正に別途1億5295万6000円)
▽ゼロ予算事業
・全天候型の遊び場整備 整備に向け若手職員との意見交換など
・脱炭素社会実現事業 あいぱーく今立にPPAモデルでの太陽光発電設備導入など