北陸農政局は14日付けで、WTO適用の白山市阿手町地内における「手取川国営施設応急対策事業大日川ダム取水設備改修工事」の一般競争入札(標準A型総合評価落札方式)を公告した。15日から3月8日まで申請書を受け付け、6月7日に開札する。契約後VE方式などとなる。
参加資格は、2者又は3者により構成される特定建設工事共同企業体で、いずれも「鋼構造物工事」の認定や2006(平成18)年度以降における同種工事「ゲート製作据付工事」の元請け製作・据付実績を有すること―などが求められる。
工事内容は、国営手取川土地改良事業に基づく大日川ダムにおける表面取水ゲートを含む取水設備更新で、数量が(1)取水ゲート1門(4枚扉)(2)開閉装置2基(3)電動機2基(4)スクリーン1基、電気設備、仮設工、既設撤去。工期は2026(令和8)年3月19日まで。
同ダムは、総貯水容量2720万立方メートルの重力式コンクリートダムで築後50年以上経過。ダム本体には問題はないものの、ゲートの機能低下や、耐震性が不足しているため、改修に踏み切る。取水ゲートの規模は満水位330・6メートルで、ゲート天端327・6メートル。設計はNTCコンサルタンツが担当。