豊郷町と愛荘町が、連携して「国土軸」と位置付ける名神高速道路の湖東三山スマートインターチェンジからのアクセス道路の整備を図り、京阪神・中京圏との広域的な物流・交流機能を高める。
愛荘町が国道307号(上蚊野交差点)が起点の「町道名神国八線」の主要地方道彦根八日市甲西線・安孫子交差点から一般県道目加田湖東線・目加田南交差点までの延長約680b、また、豊郷町が目加田南交差点から同愛荘町道と直線で繋がる「町道吉田秦荘線」の延長約700bと、これにつながる「町道吉田愛知川線」の、いずれも拡幅整備を行なうもの。
現況幅員約7b幅の道路を拡幅し、車道幅(2車線)7・5b、片側歩道(幅3・5b)の全幅12bの道路に整備する。
両町とも、すでに詳細設計を完了し、用地測量を行なって、次年度以降の用地買収へと繋げ、早期の着工を目指して行く。
なお、豊郷町では、「町道吉田愛知川線」の整備は、まず愛荘町道東部開発線に繋ぐ方を先行工区と位置付け、続いて県道松尾寺豊郷線に至る全線の拡幅整備を行なう予定。
2013年10月21日に、国道307号の愛荘町松尾寺地先を一般道結節点として供用を開始した名神高速道路・湖東三山スマートICは、近年利用台数が増加しているが、両町とも、ICから町内を経由して国道8号に繋ぐアクセスの弱さが課題となっている。
ルート帯の絞り込みが進む国道8号バイパス(彦根〜東近江間)の整備も絡み、観光振興、移住定住の促進、町内居住環境の向上などに資する幹線道路・生活道路の整備を、両町とも重要施策に掲げている。
提供:滋賀産業新聞