伊勢市は、保健福祉拠点の入居を予定している伊勢市駅前B地区再開発ビル内の3フロアの内装設計を2022年度早期に発注する予定だ。工事は早ければ22年度中となる見通し。臨時議会で設計委託費が可決されれば再開発事業者と入居に向けた基本協定を結ぶこととなる。
入居先の「伊勢まちなか再開発ビル(仮称)」は鉄骨造12階建て延べ1万3985平方b。このうち市が入居を予定しているのは、5〜7階の3フロア。それぞれの床面積は5階が1254平方b。6・7階がどちらも906平方bとなっている。
入居フロアがスケルトンの状態での引き渡しとなるため、壁や床の他、照明などの設備機器を中心とした内装の設計を行う。
同ビルへの入居を巡っては、再開発事業者との間で市に不利な条件だったことなどから一度交渉を断念していたが、1月に開かれた市議会教育民生・産業建設委員会による連合審査会で再開発事業者と入居への基本合意が報告された。
一度は基本合意に至っていた20年の12月補正予算案には、設計委託料として1530万円を付けていたが、今回の設計委託料は、現時点で未定としている。
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建通新聞社