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　梼原町は、雲の上のホテル、レストラン、道の駅の複合施設建設の計画を見直すことにした。当初予定していた施設規模では、資材価格の高騰により建設事業費が約１・５倍となることが分かり財源確保が厳しい状況となったため。今後、予算の範囲内で建設できるよう、規模を縮小した計画を新たに策定する。設計を委託している隈研吾建築都市設計事務所（東京都港区）と継続して協議する予定。
　従来の計画は、５階建てで42室、84人収容のホテル、40〜50人が入れるレストラン、２００人規模のホールなどを建設し、建設事業費を約26億円と試算していた。しかしその後資材価格が高騰し、建設に38億８０００万円の費用が必要であることが分かったため、計画を全面的に見直し、最初から策定し直すこととした。ホテルの建設自体を中止する考えはないが、当初予定していた２０２４年の開業は遅れることになりそうだ。計画の見直しに伴い、22年度に発注を予定していた造成工事も延期する。
　以前の「雲の上ホテル・レストラン」は１９９４年に建築されていたが、老朽化などを理由に昨年10月１日をもって営業を終了した。同じ敷地にある道の駅の産直市場と合わせ、既に解体工事をほぼ終えている。所在地は太郎川３７９９ノ３。
提供：建通新聞社