吉野川環境整備組合(管理者・藤田元治美馬市長)は、DBO方式の事PFI手法を採用する「汚泥再生処理センター施設整備・運営事業」の実施方針を公表した。現在のし尿処理場・吉野川浄苑を、美馬市穴吹町穴吹福戸原の下水処理場・穴吹浄化センター敷地2450平方bに移転新築する。5月下旬に総合評価落札方式の一般競争入札方式を公告、6月下旬まで参加表明書と資格審査申請書を受け付ける。10月上旬までに提案書を受け付け、11月下旬にヒアリングと審査を行い、12月中旬に落札者を決定する予定。
事業は構成企業グループ(建設事業者、運営事業者、協力事業者=企業数は任意)と基本契約する。「プラント設備の設計・建設を行う者の要件」の全ての要件を満たす1者が代表企業。建設事業者と運営事業者は構成員、設計・建設業務の一部を請負または受託予定の企業は協力企業。構成員と協力企業は参加表明時に企業名を表明する。設計・建設業務で組合と請負契約する者は、構成員となる必要がある。
施設の処理能力は日量43`g(し尿9`g+浄化槽汚泥34`g)、処理方式は水処理設備が膜分離高負荷脱窒素処理方式、資源化設備が助燃剤化方式。事業費は約29億円。事業者選定支援業務はエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)が担当。
設計・建設着手は23年3月下旬、施設の完成・引き渡しは25年9月末。供用開始が25年10月で、契約終了は45年3月末。
提供:建通新聞社