建設新聞社
2022/02/09
【東北・山形】山形大学が医学部新施設の基本設計プロポ
山形大学は、「山形大学(飯田)YU―MAIセンター改修その他基本設計」について、建築(土木も含む)と設備の2件に分けて簡易公募型プロポーザルでそれぞれ公告した。
両業務とも、参加表明書の提出期限は18日17時までで、技術提案書の提出は3月9日17時まで。温室効果ガスなどの排出の削減に配慮する内容をテーマとした技術提案を求める環境配慮型プロポーザルの適用案件となる。
参加資格は、文部科学省の「建築関係設計・施工管理業務」認定を受けていること。建築は建築実施設計、設備は建築設備実施設計において、2012年度以降に、元請けとして、RC造などの延べ1500平方b以上の教育文化施設、福祉施設、行政施設の新営または改修の実績などを有することを要件とする(改修の場合は実改修面積)。
同大学は、山形市飯田西2丁目地内の医学部、附属病院、遺伝子実験施設を配置する飯田キャンパス内に、医学分野において中核となって活躍できる人材の養成を目指す「YU―MAIセンター」の新設を計画している。
今回の施設は、既存図書館付近の中庭部分にRC造4階建て、延べ3750平方b規模の新施設を増築して、図書館と一体的に整備する考え。コロナ禍においても、持続可能な教育が実践できる施設を整備し、オンラインを活用したプログラム開発やコンテンツ開発など、教育の高度化に取り組んでいく。
両業務では、増築部分の建築および設備に係る基本設計を作成する。1階部分は、ラウンジやリフレッシュスペースなど学生の憩いのスペース、2階はセミナー室などを備えたアクティブラーニングスペース、3階は診察のトレーニングやスキルアップを図るグループ学習スペース、4階は次世代の医療コンテンツなどを学ぶ臨床実習訓練スペースを想定している。
これに加えて、RC造2階建て、延べ1190平方b規模の図書館の内部改修および新施設の整備に伴い取り壊すRC造2階建て、延べ1430平方b規模の医学部会館とRC造2階建て、延べ1610平方b規模の医学部共通棟の解体設計も手掛ける。
2件とも、履行期限は6月30日まで。
提供:建設新聞社