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建設新聞社
2022/02/09

【東北・青森】福萬組Gが優先交渉権者/十和田市のPFI北園・瀬戸山団地整備

 青森県十和田市は、市営住宅金崎A・B団地と上平団地を集約しPFI事業により再整備する「十和田市市営住宅北園団地・瀬戸山団地整備事業」(仮称)を計画しており、事業者選定へ公募型プロポーザルを実施し、福萬組を代表企業とする「十和田市市営住宅建設グループ」を優先交渉権者に決定した。
 他の構成企業は丸井重機建設、田中建設、紺野建設、石川設計。上限31億円としていた予定価格に対する同グループの提案価格は30億5000万円。プロポ参加者は同グループのみだった。
 市営住宅金崎A団地と同B団地は1967〜71年にかけて建設したCB造平屋建ての施設で、戸数はA団地が16棟64戸、B団地が20棟76戸の計36棟140戸。また、上平団地は、72〜75年の建設で、簡易耐火ブロック造2階建て、総戸数30戸。それぞれ施設の老朽化が進行していることから、集約し建て替える。
 計画によると、同市西十二番町の旧県西公舎跡地2403・85平方bに、北園団地として1DK34戸、2DK12戸、3DK6戸の52戸の計100戸。同市東三番町にある三本木小学校西側近隣の旧市民プール跡地3276・69平方bに、瀬戸山団地として1DK24戸、2DK12戸、3DK12戸の48戸の市営住宅を整備する。事業手法としては、事業の遂行のみを目的としたSPCを設立し、特定事業者が自らの提案を基に建替住宅等の設計・建設等を行い、市に所有権を移転するBT方式で実施する。
 今後、今月中にも基本協定を締結し、3月上旬の仮契約、同月中旬の特定事業契約の締結を見込み、4月からの事業開始(設計、許認可申請等)、11月〜2024年9月の建て替え整備、24年10〜11月末の所有権移転・引き渡しを目指すとしている。

 提供:建設新聞社