白山市は8日、黒瀬町地内「(仮称)市立野球場・防災拠点広場建設工事(建築)」など4件を制限付き一般競争で公告した。申請書は21日まで受付、3月1日に開札する。
▽建築 予定価格4億2790万円
2者JVが対象。参加資格は代表者=本社または委任先営業所が市内、建築一式工事の総合評点900点以上、建築一式工事の年間平均完成工事高5億9900万円以上、構成員=本社が市内、建築工事の評点780点以上、建築工事の年間平均完成工事高2億5600万円以上―など。
▽グラウンド 予定価格2億820万円
2者JVが対象。参加資格は代表者=本社が市内、土木一式工事の総合評点840点以上、土木一式工事の年間平均完成工事高2億9100万円以上、構成員=本社が市内、同評点840点以上、土木一式工事の年間平均完成工事高1億2400万円以上―など。
▽電気設備 予定価格1億1200万円
2者JVが対象。参加資格は代表者=本社または委任先営業所が市内、電気工事の総合評点790点以上、構成員=本社が市内、同評点620点以上―など。
▽機械設備 予定価格7510万円
参加資格は本社が市内、管工事の総合評点780点以上―など。
黒瀬町交差点の南東側で計画される新たな硬式野球場の敷地面積は約5万平方メートル。両翼99・06メートル、中堅121・92メートル。
内野スタンド棟の建設規模はRC造平屋建て2027平方メートル(2階部分の観覧席700席含む)。外野スタンドを合わせて1900人程度を収容できる。内野スタンド棟には本部室や放送記録室、身障者観覧室、事務室、審判控え室、トイレ、倉庫などを備える。工期は建築が2023年1月31日まで。ほか3工種は同3月24日まで。実施設計はMAC建築研究所(金沢市)が担当。
緊急輸送道路に面しており、松任地域の海岸部と美川地域における防災拠点広場としても位置付ける。地域住民の避難場所や市内の被災地域への支援拠点に活用される見通しだ。