大阪府は2月4日、大阪市内で2021年度第1回大阪府都市計画審議会を開き、大阪モノレール延伸事業の門真市駅〜(仮称)門真南駅間の都市計画案について審議、計画を妥当とした。同案は3月の都市計画決定を目指す。
都市計画の変更を予定している内容は、松生町駅の追加の他、同区間内の大阪中央環状線一部区間の幅員変更、大阪モノレール専用道の線形と一部区間の幅員変更などとなる。
新設する松生町駅(門真市松生町)の敷地は約2000平方b。駅舎は島式ホーム構造で、延長約100bを想定する。駅舎部のモノレール専用道区間は東側に張り出す形で拡幅し、現在の7・6bの都市計画幅員を18・8bにする。歩道を含む側方空間も6bから10bに拡幅する。
新駅の追加に伴い、モノレール専用道の下を通る大阪中央環状線も変更する。対象区間は門真市向島町〜同市ひえ島町の延長約3760b。構造形式は地表式。主に8車線道路となり、幅員は60b。車線数の内訳は6車線が延長約590b、8車線が延長約1680b、10車線が延長約1490b。
また、モノレール専用道の線形変更については門真市向島町〜大阪市鶴見区安田2丁目の延長約5080bが対象。構造形式は嵩上式で、幅員は8bとなる。
大阪モノレール延伸事業は、門真市駅〜(仮称)瓜生堂駅間約8900bで18年に都市計画決定されており、29年の開業を目指している。
提供:建通新聞社