三菱地所レジデンス(東京都千代田区大手町1ノ9ノ2)は、千種区山門町の料亭「松楓閣」の跡地で、マンションの建設を検討している。具体的な今後のスケジュールについては回答を控えたものの、4月末に同店舗が閉館するため、解体などはこれ以降になるもようだ。
対象地は千種区山門町2ノ3の敷地約5000平方b。同地は第1種住居地域で、建ぺい率200%、容積率60%。地下鉄覚王山駅の北側の住宅地に立地している。
松楓閣は1934年ごろに建築され、2006年に国の登録有形文化財の指定を受けた。松楓閣は2月7日付で4月末に閉館することを発表しており、併せて三菱地所レジデンスに土地を譲渡することを明らかにした。閉店の理由については「コロナ禍による売り上げの減少で、事業継続が難しくなった」と回答している。
提供:建通新聞社