三島市は2月4日、2022年度当初予算案を公表した。一般会計は対前年度比8・3%増の392億円で、一般会計と特別会計を合わせた予算総額は同比5・5%増の684億0461万円となった。予算発表の記者会見に臨んだ豊岡武士市長は、22年度予算を「Withコロナ時代にさらに輝く三島の未来創造型予算」と位置付けた。
普通建設事業費は対前年度比29・9%増の40億5600万円。各小学校施設補修整備事業や道路関連事業などにより大幅増となった。
主な建設関連事業を見ると、各小学校施設補修整備事業に6億8782万円を計上し、向山小学校、長伏小学校の長寿命化改修工事に着手する。公営住宅整備事業では、藤代住宅B棟建設に伴う実施設計や、同住宅N・S棟解体工事に向けて1億0518万円の予算を確保した。
賀茂之洞地区に計画する新規最終処分場の整備事業では、地質調査や用地測量、用地買収費などとして7546万円を計上した。また、三島駅南口東街区再開発事業には3億2027万円を計上。導入機能の調査・検討、再開発組合が行う実施設計や権利変換計画作成などの費用について補助する。
一般市道整備事業は3億3902万円を投入し、道路改良工や側溝改良工、舗装改良工などを進める。一般橋梁整備事業では71橋を対象にした橋梁定期点検や五十路大橋他6橋の修繕工事などを行うため、1億4186万円を予算化した。
この他、谷田幸原線建設事業に1億1254万円、三島駅北口線建設事業に7841万円、下土狩文教線建設事業に5億0202万円、西間門新谷線建設事業に1億1638万円、錦田大場線道路改良事業に1億1552万円、文教町幸原線道路改良事業に3042万円、南町文教線外無電柱化事業に1034万円などを計上した。
提供:建通新聞社
(2022/2/9)
建通新聞社 静岡支社