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北陸工業新聞社
2022/02/08

【石川】羽咋郡市広域組合/実施方針など公表視野/新年度ごみ処理施設DBO/業者選定へ準備本格化

 羽咋郡市広域圏事務組合は、DBO(設計・建設・運営)方式を採用し事業者選定を検討している新ごみ処理施設整備について、新年度上半期をめどに実施方針や要求水準書案の公表を視野に、公募手続きへ向けた準備を本格化させたい考えだ。2025年10月の供用開始を目指す。
 計画では、石川北部RDFセンター(志賀町)が23年3月で事業終了することを受け、羽咋市滝谷町にあるリサイクルセンター(クリンクルはくい)の駐車場周辺用地を活用し、新たなごみ焼却施設を建設する。今年3月までに事業者選定手続きに必要な「契約・発注支援業務」を委託し、実施方針や要求水準書の内容、事業スケジュールなどを詰める。発注方法に関しても公募型プロポーザル、一般競争入札のどちらを採用するかを決める。
 今年度はこれまで、現地でのボーリング調査や測量が完了しており、地盤強度に問題がないことが確認された。中部設計に業務委託している基本計画・基本設計については、処理能力や焼却炉数などの詳細を固め、3月中に取りまとめる予定。生活環境影響調査(担当・環境公害研究センター)には今年度から2カ年で取り組んでいる。
 県内の河北郡市以北におけるごみ処理施設整備を巡っては、河北郡市広域事務組合、七尾市、輪島市穴水町環境衛生施設組合、奥能登クリーン組合がそれぞれ23年度からの本格稼働へ向け、工事を進めている。

hokuriku