トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2022/02/08

【京都】令和3年8月〜11月の平均落札率89・7% 前年同期比で0・2ポイント減

 京都府は4日、令和3年度第4回京都府入札監視委員会(安保嘉博委員長)を開き、入札及び契約手続きの運用状況を報告した。
 令和3年8月1日〜11月30日の間に契約した建設工事の総契約件数は451件。平均落札率は89・7%で、前年同期(89・9%)と比べ0・2ポイント減となった。
 451件の内訳は、一般競争入札が418件で平均落札率は89・6%(前年同期89・8%)、指名競争入札が24件で平均落札率は89・4%(同89・2%)、随意契約が9件で平均落札率は94・1%(同95・7%)。
 期間中に府外企業に入札参加を認めた工事は44件。内訳は、鋼橋やPC橋等の橋梁上部工や消化ガスタンク等の専門工事3件、技術的難易度が高いトンネル工事0件、法面処理・特殊舗装等工事のうち特殊機械や専門技術を要するもの2件、特殊機器(設計やシステム開発を伴うもの)の工場製作を含む設備工事及びその点検・修繕工事31件、重要文化財建造物の保存修理工事のうち高度で特殊な技術を要するもの8件、府内に施工できる企業がないか極めて少ない個別の工事0件、WTO対象工事0件。
 府外企業に入札参加を認めた工事44件の平均落札率は93・5%(平均参加者数2・4社)。このうち府内企業が落札した工事は8件で平均落札率は94・1%(平均参加者数5・9社)、府外企業が落札した工事は36件で平均落札率は93・4%(平均参加者数1・6社)。
 平成29年度以降の各期の平均落札率[工事]をみると、▽平成29年4月〜7月…89・3%▽平成29年8月〜11月…89・9%▽平成29年12月〜平成30年3月…89・4%(平成29年度通期…89・6%)▽平成30年4月〜7月…89・4%▽平成30年8月〜11月…90・8%▽平成30年12月〜31年3月…89・7%(平成30年度通期…90・0%)▽平成31年4月〜令和元年7月…89・6%▽令和元年8月〜11月…90・3%▽令和元年12月〜令和2年3月…90・0%(令和元年度通期…90・0%)▽令和2年4月〜7月…89・1%▽令和2年8月〜11月…89・9%▽令和2年12月〜令和3年3月…89・9%(令和2年度通期…89・7%)▽令和3年4月〜7月…88・6%▽令和3年8月〜11月…89・7%−となっている。
 一方、物品購入は総契約件数172件で平均落札率は83・2%(前年同期88・2%)。一般競争入札が162件で82・7%(同85・4%)、指名競争入札が2件で66・7%(−。※前年同期は0件)、随意契約が8件で97・4%(同100・0%)。
 入札監視委では、抽出案件として、工事4件(▽大野発電所水車軸受改良等(水潤滑化)工事・大野発電所発電機オーバーホール等工事▽令和3年度府営農村地域防災減災事業川口地区電気設備改修工事▽重要文化財本隆寺本堂ほか2棟保存修理工事(本堂石工事)▽伏見留置センター空調設備更新工事)、物品1件(▽京都府海洋調査船)、プロポーザル1件(▽行政事務支援システムにおける職員ポータルシステムの更新ソフトウェア賃借及び運用保守業務)の計6件について、入札経緯等の報告を受け、審議を行った。