県土整備部は7日、国道178号岩美道路で浦富高架橋・橋面工事(岩美町牧谷〜浦富)の設計図書を取りまとめた。土木一般A級とアスファルトA級の施工分担方式によるJVを想定しており、今月中旬に調達公告する。
工事費は3億6000万円で、同部が年度末に発注する工事の中で最大規模。
浦富ICからJR山陰本線にかけて建設する大型構造物の浦富高架橋872bを仕上げるほか、高架橋を含め牧谷トンネルまでの間を舗装する。施工延長は1072b。
工事内容は橋面防水工1万2578平方b、舗装工1万2130平方b、橋梁付属物工、伸縮装置工112・9b、地覆壁高欄工410立方b。
工事費2億円を上回るため、JV代表者の県内土木A級には格付け点数1260点以上と同種工事実績を求める。
9日に開く審査会で条件を詰めるが、今のところ伸縮装置の設置を含む工事の実績が要件となりそう。簡易評価型総合評価では過去5年の会社同種工事実績に加点評価(0〜5点)し、配置技術者同種工事実績は加点評価の対象としない。
同部は今後、順調にいけば今15日に公告し、見積もり期間を短縮して3月3日に開札する。工期は12月15日まで。
日刊建設工業新聞