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建設経済新聞社
2022/02/07

【京都】木津川運動公園の北側区域 整備見据え用地取得に約1億円

 京都府は、城陽市の木津川運動公園について、北側区域の整備を見据え、用地取得を進める。令和4年度当初予算案に木津川運動公園整備事業費1億0200万円を計上。事業用地の取得に充てる。
 城陽市の市街地外辺部に位置する木津川運動公園は、敷地のほぼ中央を高さ20mの高架橋で横断する新名神高速道路が建設されることにより、既に整備済みの南側区域と未整備の北側区域約19fに分けられる。
 先行整備の南側区域は、平成26年3月に10・9fを供用、令和3年3月に全面12・7fを供用した。未整備の北側区域は西側部分が約14f、東側部分が約5f。
 未整備の北側区域については、令和元年10月に木津川運動公園(北側区域)の計画見直しに係る懇話会で基本計画を見直し。子育て世代が住みやすい環境づくりや健康長寿社会の実現など、多くの府民から親しまれ賑わう空間を創出する公園とし、令和3年3月に新たな基本計画を策定した。
 北側区域の公園整備エリアは、先行整備エリアと将来構想エリアの2つに分けた。
 先行整備エリアは、北側区域のうち、用地を取得している西側部分、東部丘陵線に面する南側区域の公園センター部分、北側区域と南側区域を接続し一体化を図る南北連絡橋。
 東側部分約5fは将来構想エリアとし、民間開発のタイミングに合わせて整備を行う。
 木津川運動公園を巡っては、2月2日開催の第142回京都府都市計画審議会に都議第1821号の宇治都市計画公園の変更案として付議した。未整備の北側区域の整備を見据え、区域拡大などを行う都市計画変更を行うもの。
 都市計画変更では、公園の新たな基本計画に基づき、公園種別を幅広い人々の多様なニーズに応える「総合公園」に変更するとともに、計画の実現に必要となる豊かな自然環境を有する山林部分を追加する等の区域を変更する。併せて、南側区域に存在した城陽市道の機能復旧となる道路部分等を区域から削除するほか、境界確定結果に基づく地番界の整正を行う。また都市公園法第2条第2項に基づく供用開始の告示で定められた名称と整合させるため、名称を「木津川運動公園」に変更する。
 変更の主な内容は、運動公園「6・5・111木津川右岸スタジアム公園」を総合公園「5・5・111木津川運動公園」に変更。面積は約30・9fから約33・4fとし、約2・5f拡大する。
 位置は城陽市寺田築留、寺田南中芝、富野別所ケ谷、富野長谷山、富野北角、富野鷺坂山、富野柏平、富野上ノ芝及び長池河原(変更なし)。