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日刊建設タイムズ社
2022/02/07

【千葉】新施設の基本設計着手/山武郡市環境組合予算/生活環境やPFI調査も

 山武郡市環境衛生組合(山武市松尾町金尾1149―1、管理者・松下浩明山武市長)は2022年度当初予算において、一般廃棄物処理施設整備事業に係る基本設計業務委託に限度額2602万6000円、生活環境影響調査業務委託に同4301万円の債務負担行為を設定した。また、測量や地質調査、PFI導入可能性調査など各種業務委託に7718万7000円を盛り込んだ。
 一般廃棄物処理施設整備事業は、ごみ処理施設の老朽化に伴い、新ごみ処理施設を整備するもの。現施設の隣接において用地を拡張したうえで建て替える。本年度に「ごみ処理施設整備基本計画」と「リサイクル施設整備基本構想」を環境技研コンサルタント(千葉市中央区都町3―14―4)に委託。基本計画は年度末までにまとまる。
 22年度は▽測量▽地質調査▽用地造成基本設計▽PFI導入可能性調査▽生活環境影響調査▽基本設計▽不動産鑑定評価▽地域計画変更――の各業務を委託する。不動産鑑定評価と地域計画変更は随意契約、そのほかは指名競争入札の予定。
 事業スケジュールとしては、25年度に施設本体に着工し、27年度までの3か年で建設、28年度の稼働開始を目指す。処理能力は日量80tの計画。
 同組合のごみ焼却施設は1994年7月に着工し、96年3月に竣工。炉形式は全連続燃焼式流動床炉。処理能力は日量110t(55t/24h×2炉)。建物規模はRC造一部S造地下2階地上5階建て延べ5743u(建築面積3052・30u)。設計・施工は日本鋼管(現・JFEエンジニアリング)。施工監理は環境技研コンサルタントが担当した。2013〜14年度に基幹的設備改良工事を実施している。
 同組合の22年度予算は、対前年度当初比13・0%減の10億7300万円。k_times_comをフォローしましょう
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