全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　横浜市は総額９８１億２８００万円の２０２１年度２月補正予算案を、２月９日の22年度第１回市会定例会本会議に上程する。建設関連では新規に本牧ふ頭Ａ突堤の陸上電力供給設備設置に向けた設計などに５０００万円、金沢福浦地区遊歩道等復旧に１億５０００万円を計上し、国補正予算を活用する22年度予算の前倒しとして道路特別整備費11億７１００万円、河川整備費15億７１００万円などを追加した。
　建設関連事業の補正案は次の通り。
　▽新規・カーボンニュートラルポート形成事業５０００万円―横浜港停泊中船舶からの排出ガス削減のための陸上電源整備を実施。本牧ふ頭Ａ突堤でＬＮＧバンカリング船停泊時のアイドリングストップによるＣＯ２削減のための陸上電力供給設備設置に向けた設計等。22年度設計など、23年度工事、24年度陸上電源による供給開始
　▽新規・金沢福浦地区遊歩道等復旧事業費１億５０００万円―国庫補助事業の認証増に伴い、18年度の台風被害から復旧した金沢福浦地区の護岸上部に遊歩道の整備など。22年度中に主要部の整備完了、23年度中供用目指す
　▽公園整備事業費２億５０００万円―災害時に避難地となる公園の機能確保
　▽道路特別整備費11億７１００万円―緊急輸送路などの無電柱化、橋りょうの老朽化対策など
　▽街路整備費９億６８００万円―都市計画道路の整備推進
　▽河川整備費15億７１００万円―浸水被害などにより優先度が高い河川に対する護岸整備など
　▽大規模盛土造成地滑動崩落防止事業費７９００万円―国庫補助事業の認証増に伴う大規模盛土造成地の地盤調査
　▽まちの不燃化推進事業費３０００万円―国庫補助事業の認証増に伴う建築物不燃化推進事業補助の増額
　▽新港歩行者デッキ整備事業費１億８０００万円―国庫補助事業の認証増に伴う新港地区の回遊性向上のための歩行者デッキ整備
　▽海岸保全施設整備事業費５５００万円―大黒ふ頭の津波・高潮被害を防止するための海岸保全施設整備
　▽港湾整備費負担金20億０２００万円―国直轄事業費の増に伴う増額
　▽高速鉄道事業会計繰出金１億８８００万円―高速鉄道事業会計で実施する耐震補強対策などへの一般会計補助金と出資金の増額
　▽急傾斜地崩壊対策事業４３００万円―県が追加実施する急傾斜地崩壊対策工事に係る負担分を増額
　▽みなとみらい21関連公共施設整備事業２億３７００万円―国庫補助事業の認証増に伴う高島水際線デッキ整備事業費等の増額
　▽みなとみらい21地区施設管理事業13億４４００万円―国庫補助事業の認証増に伴うクイーンモール天井脱落対策事業費等の増額
　▽道路特別整備費１億１３００万円―国庫補助事業の認証増に伴う通学路対策等の事業費の増額
　▽街路整備費７０００万円―国庫補助事業の認証増に伴う都市計画道路の整備推進事業費の増額
　▽港湾整備費負担金11億４７００百万円―国直轄事業費の増に伴う増額　提供：建通新聞社