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日刊建設工業新聞
2022/02/07

【鳥取】22年度土木公共事業費/当初予算案は441億円規模/前年度比1.5%増見込み/県土整備部

 県土整備部は3日、2022年度の土木公共事業費441億円規模の概要をまとめ、県議会各会派に説明した。前年度(434億円)に比べて1・5%の微増。22日開会予定の2月定例県議会に提出する。
 一般公共は前年比0・1%減の265億5500万円とした一方、単県公共は同10・3%増の107億1400万円を計上する。単県公共の増加は、河川事業の樹木伐採・河道掘削費を10億円と倍増し、加速することが要因。
 主な事業は地域高規格道路に54億6000万円。岩美道路は18億円を計上し、21年度国補正(27億円)と合わせ供用に必要な予算を確保する。また、倉吉関金道路に9億5600万円、北条JCTに10億4800万円、江府道路に16億4700万円を見込んだ。
 交通安全事業は、県道伏野覚寺線(鳥取市湖山町東)など36カ所を対象に歩道整備や交差点改良に5億47000万円。通学路安全対策では県道八坂鳥取停車場線(鳥取市吉成〜富安)など46地区で歩道整備やカラー舗装に9億8200万円を計上する。
 港湾交付金は、鳥取港の航路付け替えに伴い第2防波堤延伸(200b)の測量設計に4000万円を計上する。
 単県事業では樋門の電動化、河口水門の遠隔化操作に1億5000万円を新規計上。樹木伐採・河道掘削は栗尾川(倉吉市上余戸)など78カ所の伐採と、大路川(鳥取市東大路)など81カ所の掘削に10億2800万円を充てる。
 このほか直轄道路事業費負担金は21億8600万円。事業費規模で姫鳥線の付加車線8億円、北条道路50億円、米子道路の付加車線7億円など、前年度並みの事業費98億円あまりを想定した。
 同部は当初予算について、21年度国補正に次いで動かす「15カ月予算」として捉えており、切れ目ない予算執行を目指す。

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