福井県鉄筋協同組合の第51回通常総会は1月30日開催され、任期満了に伴う役員改選において、北川貞純理事長(57 北成)を6期目再任した。
21年度の事業報告・決算や、22年度の事業計画・予算案なども、慎重審議の上、すべて原案通り了承。会場は、福井市大手3丁目の県繊協ビル。
冒頭、北川理事長が挨拶。新型コロナ(オミクロン株)の第6波対策を呼び掛け、課題と展望を示した。「公共・民間工事は、資材高騰で、設備投資が抑制され、工事量減少。工事受注単価の安値から、厳しい価格押し付けを受け、経営を圧迫」と指摘。今後は「若手入職者の確保と事業継承へ、必要な賃金の引上げなど。全鉄筋を活用し、国土交通省は建専連、県発注は県議にと訴え続けていく」と意欲を示した。県内工事を、地域組合員で分け合い、連携をし、単価維持や地位向上に一層努めていくとした。
21年度は、アーサへ構造設計指針の見直し要望や、夏期工程の配慮をゼネコン20社に要望、敦賀工業高校と武生商工高校へ出前講座を展開した。
22年度も、出前講座を継続し、共同購買や共同受注、共同検査など8事業を推進する方針。
役員の方々(敬称略)35社加盟
■理事長
北川貞純 北成
■副理事長
城野誠二 大丸機工
■専務
森永修康 森永鉄筋
■理事
坂口昇 坂口鉄筋
中村昌郎 ダイシン
中山政幸 中山工業
大久保伸治 大鉄工業
大平道博 大平鉄筋
(新)伊藤剛 伊藤鉄筋
■監事
杉田一人 杉田鉄筋工業
(新)瀧波弘彰 滝波工業
組合最高顧問の山崎正昭参議院議員が祝辞
コロナ感染を一日も早く収束させ、経済を再起動させることが一番。北陸新幹線や中部縦貫自動車道などビッグプロジェクトが完成に向かい、次のステップへ、どう進めていくか。皆さんの要請に応えていきたい。