静岡市は、静岡市市民文化会館再整備事業に基本設計費2・2億円の債務負担行為(期間2022〜23年度)を設定した2月補正予算案をまとめた。一般会計は90億2600万円(昨年度対比136・8%増)だが、特別会計、企業会計が減額したため予算総額は72億9674万円となっている。
一般会計補正予算案は、国の補正予算関連事業の経費約45億5000万円に加え、新たな基金の設置や決算見込みに伴う扶助費の増額で約133億円を計上しているが、新型コロナウイルス感染症で中止になったイベント事業の減額分約42・7億円により90億2600万円となった。
新型コロナウイルス感染症対策費に17億9876万円を計上しているが、建設関連となる社会基盤整備にも24・5億円を計上、さらに、市民文化会館再整備事業に基本設計費2億2400万円の債務負担行為を設定している。
一般会計のうち、社会基盤整備などの関連予算は次の通り(単位・万円)。
【新型コロナウイルス感染症対策】
■地域経済の活性化―7億4000
【その他】
■社会基盤の整備―24億4944
▽道路新設改良事業(国道140号久能拡幅、主要地方道清水富士宮線など6路線)4億5300▽国直轄道路事業負担金(国道1号、国道52号)5億1020▽街路整備事業(都市計画道路日出町高松線、同丸子池田線など7路線)2億0480▽道路舗装整備(清水区宮加三の国道150号など8路線)3億2166▽小中学校校舎トイレリフレッシュ(設計=小学校8校、中学校4校、工事=小学校4校、中学校2校)3億3310▽道路自然災害防除(主要地方道井川湖御幸線など2路線)3000▽交通安全施設整備(県道大川静岡線など自転車走行空間整備、通学路歩行空間整備、主要地方道山脇大谷線など無電柱化推進)9340▽橋梁整備(主要地方道南アルプス公園線・田代澤橋など13橋)5950▽障害者福祉施設整備事業助成(イノウエの障害者福祉施設耐震化)3558▽清水港湾整備事業負担金(新興津、江尻地区、日の出の岸壁改良)1億1675▽県営土地改良事業負担金(県経営体育成樹園再整備・池ノ沢地区)1200▽宅地耐震化推進事業(市内大規模土地造成地の安全確認調査など)1380▽公園整備(安藤2丁目公園他2公園の公園施設長寿命化対策)1600▽急傾斜地崩壊対策事業負担金(県事業の負担金葵区=坂本他4カ所、駿河区=丸子他1カ所、清水区=小島他3カ所)3850
■デジタル化の加速―4億2416
▽静岡庁舎無線LAN整備(静岡庁舎で拡充、城東保健エリアで導入)2億▽情報通信基盤整備事業費助成(葵区西又地区で光回線整備)770▽教育用情報機器整備(市立高校でICT活用教育の機器設置)4140▽河川台帳電子化8300
■その他
▽(仮称)トライアルパーク蒲原整備510
【債務負担行為】
▽市民文化会館(基本設計費)2億2400
提供:建通新聞社
(2022/2/2)
建通新聞社 静岡支社