金沢市は、2021年度1月補正予算に金沢外環状道路整備事業費6億6800万円を計上した。県と市で施工する海側幹線4期区間の供用に向け、仕上げの道路舗装工事などを前倒しする。
海側幹線4期区間は14年度に工事着手。事業区間は大河端町から福久町間の延長3・2キロ。このうち中心区間の大浦町から千木町間の1・6キロを市、両側計1・6キロを県が担当している。これまで地盤改良や道路築造、橋梁架設などを順次推進。県は先日、年内に山手側路線を暫定供用する方針を明らかにした。
今回の補正では、国の補正を受け、道路舗装工事や照明設備、標識設置などの安全施設工事を年度内に発注する。施工場所は大浦町地内など。
市施工区間の主な構造物は、「(仮称)大宮川橋梁」(PC橋49・7メートル)、「(仮称)金腐川橋梁」(PC橋40メートル)、「(仮称)大浦高架橋」(鋼橋216・3メートル)、「(仮称)千田高架橋」(鋼橋290メートル)で、すべて上部工まで完成している。